英語などの翻訳マニュアルの作り方のポイント

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どのような事を意識すれば、英語マニュアルを低予算で素早く作ることができるのでしょうか。
弊社は、中国語、英語などの言語マニュアルの翻訳にも関わってきました。
そのノウハウを元に英語マニュアル作りのコツを紹介してまいります。

1:マニュアルを英語に翻訳する前に準備しておくべき2点とは?

1‐1:読者層をはっきりさせておく

最初に「このマニュアルは誰のためのものなのか」という事をはっきりさせておきましょう。
「その道のプロフェッショナルに向けたマニュアル」と「その道についてほとんど知らない人に向けたマニュアル」とでは、文章校正、用語の専門性、表現の仕方などが大幅に違ってきます。

1‐2:「完成したマニュアル」がどのようなものになるのか完成形をはっきりイメージさせておく

一例として、万人向けのPCの説明書を英訳する場合は、あまり堅い文体にしてはいけませんし、難しい言葉を使うのもNGです。
また、日→英語と訳すと、大半のケースで文字量が多くなります。ですから、単純な文章の内容だけでなく、レイアウトやデザインも決めておく必要があります。

2:英語マニュアルをスムーズに翻訳する(してもらう)秘訣は?

2‐1:資料を十分に用意してから着手する

最初に、翻訳対象の文書が乗っているファイル(html、xml、FrameMaker、InDesign、Word)を準備してください。
「翻訳対象の文書を、どこかしらにコピペする」というような工程が入ると、時間が掛かってしまいます。ですから「文書を見ながら、翻訳がそのままできる」状態にしましょう。

それから、マニュアル作りの雛型(社内にそういったものがなければ、マニュアル作成会社から支給してもらうことが可能な場合があります)と、英語と日本語(状況に応じてそれ以外の言語のものも)の用語集を用意してください。

翻訳に着手してからあれこれ気を揉まなくて済むように、できる限りの準備をしておくように心がけましょう。そうすることで、翻訳の速度が上がります。また、予算をカットしたり、クオリティーを高めたりする事にもつながります。

2‐2:元原稿が決まったらコロコロ変えない

元原稿がたびたび変わる(更新、追加、削除など)ようでは、コストが上がってしまいます。ですから、後から変更しなくても良いように、元原稿をしっかり確認して「確定」させましょう。納期の都合などでそれがどうしてもできないのであれば、変更した部分について正確に記録しておくようにしてください。

元原稿を確定させるために早めに動き出すようにしましょう。

3:低予算でマニュアルの英語翻訳を行うには?

まず、バージョン・品番差分などの都合で複数のマニュアル英訳をするのであれば、一括で翻訳をしてもらいましょう。訳文を流用できるので、コストがカットできるはずです。
また、以前の翻訳物が役立つケースも多いので、それも資料として準備しておきましょう。
加えて、図やイラストを積極的に入れていけば、文章量を少なくすることが可能となります(その結果、マニュアルが分かりにくくなっては意味がないので気を付けてください)。

「継続的・長期的に複数のマニュアルを訳す必要がある」のであれば「翻訳メモリ」を利用すると良いでしょう。「原文と翻訳後の文」を登録しておける便利なツールですから大いに役に立つはずです。
また、翻訳を進めていく際の「表現のブレ」を減らすことにも繋がりますから、予算を下げるだけでなく、マニュアルとしてのクオリティーをアップさせることも可能です。

翻訳メモリの作成・管理維持コストが発生することになりますが、長い目で見れば、トータルでのコストがダウンする事でしょう。

4:英語マニュアル作りで失敗しないための鉄則

英語マニュアルと言っても、「マニュアル」であることに変わりはありません。ですから、日本語マニュアルを作る際のキーポイントがそのまま当てはまります。
そのため、そもそも日本語バージョンなどの原文を作る時点で「表現や使う単語をブレさせない」「冗長な表現を避けて一文一義にする」「主語と述語を明確にする」などのことを徹底するようにしましょう。そうすれば、英訳した文書も分かりやすいものになる事でしょう。

そして、できる限り資料(以前の翻訳物など)を準備した上で、翻訳者と話を詰めて「こういったマニュアルにする」と、両者で意思統一させておくようにしましょう。
「どのようなマニュアルが出来上がるのだろう」と思ってしまうのであれば、それは事前相談が足りていない証拠なので、もっときちんと話をしてから着手してもらうべきです。
また、英訳後のネイティブチェックも欠かせません。

それから、翻訳者にもそれぞれ特徴があります。例えば「インパクトのある翻訳が上手な翻訳者」ですとか「とにかく分かりやすく翻訳するのが上手な翻訳者」などです。
「翻訳者としてのタイプ」によっても、完成品のクオリティーや雰囲気が変化しますので気を付けましょう。

まとめ

このように日本語のマニュアル作りと比べ、翻訳マニュアルは工数や高いレベルの専門知識を持った人材が必要なります。

弊社にお問い合わせいただければ、ベストな翻訳者(翻訳業者)をご紹介することも可能ですので、ぜひお声がけください。