今日は立春

寒さも峠を越して少しずつ春に近づく立春です。
夕方の日照時間も僅かずつではありますが、確実に伸びていることを実感します。
今朝、通勤途中で見た空は少し薄い空色で、乳白色の雲が所々にありましたが、何となく空も明るいように思えるものでした。
恒例により、昨晩は豆まきを行いました。場所によっては「福は内!」しか叫ばない地域もあれば、鬼を祭っている寺では「鬼は内、悪魔は外!」と叫ぶところもあるとかで、古くから伝わる風習の面白さを感じます。時代が変わっても長く続いて欲しいと思います。

春と言えば「アラブの春」を思い出します。2010年から2012年にかけて北アフリカや中東で盛んになった反政府運動です。
チュニジアのジャスミン革命に端を発して、またたく間にエジプト、リビア、シリア、イエメン、ヨルダンにも広がりました。
チュニジアでは、失業中の若者が街頭で売っていた果物を政府の役人に没収され、それに抗議して焼身自殺したことが反政府運動につながりました。運動が広がったそれぞれの国では、20年から40年以上という超長期政権の独裁体制が続き、政治の腐敗と若年層の失業率がきわめて高いという共通現象がありました。

民主化が進み国民が平和に暮らせることを願ったアラブの春は、結果的には逆の現象を呈しているのが現実です。アメリカやロシアをはじめ、大国が自国の利益だけを優先して介入し、反体制運動はその後内戦状態になっています。
多くの人がその犠牲となり、またたくさんの難民が生まれ現在も危険を顧みずに隣国などに逃れています。痛ましいニュースが連日のように報道されていることに心が痛みます。

折しもアメリカ大統領の選挙戦がスタートしました。弱体化したアメリカと言われ、大統領のリーダーシップ欠如が世界を不安定にしている一因とも言われています。
見識・リーダーシップに富んだ人が次期大統領になることを期待せざるを得ませんが、我が国の現状も気になりながら春を待つ心境です。