漫画でマニュアルを作成するメリット、デメリットのまとめ

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マニュアルと聞くと「細かい文字ばかりで読みづらい」「説明しか書いていなくて面白くない」「専門的な用語ばかりで難しい」など、取っつきにくいイメージを持つ人も少なくないでしょう。
そんなイメージのマニュアルを少しでも読みやすく、面白く、そして分かりやすくするために漫画を活用したマニュアル作りをおこなう事があります。
今回は、漫画でマニュアルを作成するメリットとデメリットをまとめてみます。

漫画でマニュアルを作成するメリット

まず、漫画でマニュアルを作成するメリットをまとめます。
現行のマニュアルがどうも不評だという悩みを抱えている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

メリット1.分かりやすい

漫画マニュアルのメリットは、なんといっても「分かりやすさ」です。
活字が並び、ストーリー性のない無機質なマニュアルでは頭に入ってこないような難解な内容も、漫画にする事によってスムーズに理解できるようになります。
イラストを効果的に使う事によってイメージしやすくなるという利点も挙げられます。

また、ただ説明文がだらだらと羅列されているよりも、登場人物が会話をしていくように説明されているスタイルの方が、読み手にとって分かりやすくなります。
ナレーターが一方的に説明文を読み上げるよりも、ドラマ仕立てで説明する方が分かりやすいというイメージです。

メリット2.読み進めやすい

活字だけの小説は読めないけれど、漫画ならいくらでも読めるという幼少期を過ごした方も少なくないのではないでしょうか。
漫画は絵と台詞が中心となって物語が進んでいくため、まるで映像を見ているかのようにスイスイと読み進める事ができます。見開きページの中に文字がギッシリ詰まっていないため、読むべき文字数も少なくて済むのが漫画の特徴のひとつです。
そのため、短い時間でストレス無く読む事ができる漫画を活用したマニュアルは、文字ばかりのマニュアルよりも遥かに読みやすいものとなります。

また、登場人物や登場キャラクターがガイド役を担って説明をする事によって、まるで目の前で直接説明してくれているような気分でスラスラと読んでいく事ができるのも、漫画マニュアルのメリットです。

メリット3.楽しく面白く理解できる

漫画と言えばコミカルな表現を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
デフォルメしたキャラクターや、ギャグのような要素を盛り込み読者を飽きさせず楽しませようとする漫画の要素を取り込んだマニュアルを作成すれば、楽しんで読む事ができるマニュアルに変貌します。

余計な事はせずに必要最低限にまとめた文字だけのマニュアルで十分、という考えのもとで作られたマニュアルは、確かに必要最低限のエキスだけが凝縮した無駄の無いマニュアルかもしれませんが、それゆえに分かりづらく面白くもなんともないマニュアルとなってしまっているかもしれません。面白くなければ人は読み進めようという気になりません。
少々「余計な事」かもしれませんが、コミカルな要素を取り入れてギャグのひとつも載せるような漫画マニュアルを作成すれば、楽しく理解しながら読む事ができるマニュアルとなるでしょう。

メリット4.記憶に残りやすい

漫画マニュアルには記憶に残りやすいというメリットもあります。
人は様々な要素でありとあらゆるものを記憶していきます。
文字ばかりが並んだマニュアルだと、内容をきちんと理解して頭に叩き込まなければ覚えられないという印象になりますが、漫画マニュアルならばイラストと共に記憶に残していく事ができるため、印象にも記憶にも残りやすいのです。

また、読みやすく分かりやすい漫画マニュアルは、何度でも繰り返し読む事がそれほど負担にはなりません。むしろ、面白く読めるマニュアルであれば、積極的に何度も読まれる事でしょう。その効果もまた、記憶に残るマニュアルとして一役買っているのです。

メリット5.図解が必要なマニュアルの場合は漫画の中に取り込みやすい

マニュアルによっては、図解を掲載しなければ説明が難しいものもあります。
そういった場合は、図解だけ別で作成してマニュアルに挿入するよりも、漫画の中に盛り込んで説明してしまった方が分かりやすくなる事があります。

ケースバイケースではありますが、図説や図解が必要なマニュアルに関しては、漫画と抱き合わせて作成するという選択肢を考えてみても良いかもしれませんね。

漫画でマニュアルを作成するデメリット

続いて、漫画でマニュアルを作成するデメリットをまとめます。
5つのメリットをご紹介しましたが、良い事づくしのように思える漫画マニュアルにもデメリットはあるのでしょうか。ここでは3つのデメリットにまとめてみました。

デメリット1.コストがかかる

漫画の作成は誰にでもできるものではありません。
素人が見様見真似で漫画マニュアルを作ってみても、絵の構図やコマ割りなどがとんでもなく分かりにくく貧相なものになってしまい、逆に非常に分かりづらく読みづらいマニュアルになりかねません。

クオリティの高い漫画マニュアルを作成するためには、やはりプロに依頼をすべきです。
そうなると、プロに依頼するにあたり、コストがかかります。
文字だけのマニュアル作成をプロに依頼するよりも、漫画という特殊な条件で依頼する場合は高くつきます。漫画マニュアルを作成する際にはある程度のコストは見越しておかなければなりません。

デメリット2.細かい内容までは伝えにくい

情報量が多いマニュアルについては、漫画に全ての情報を盛り込むことが難しいケースがあります。
前述した通り、漫画はイラストと文字を効果的に配置して読者を引き込んでいく読み物ですので、文字が多くなりすぎると、それは漫画マニュアルであるメリットを全て無視した活字だらけのマニュアルと何ら変わりないものとなってしまいます。

そのため、どうしても情報量が多く、それなりの文字数を必要とするようなマニュアルに関しては、基本中の基本として絶対に知っておいてほしい部分だけを漫画化し、その他の細かい情報については別紙などにまとめる必要があります。

デメリット3.ストーリーを考案するのが難しい

漫画にストーリーはつきものです。
漫画マニュアルを作成する際も、ストーリーが必要となります。
例えば、ベテラン社員のAさんと、新人社員のBさんが、Bさんの初めての勤務日に会社のルールや働き方を学んでいく、というストーリーなどです。
このストーリーを考案して、必要な部分を余すところなく全て盛り込んだマニュアルを作るのは、意外と骨が折れるものです。

プロの漫画家に依頼するにしても、ストーリーや構成については依頼する側で考案しなければならないため、これに手こずってしまうと大変です。

漫画マニュアルの活用事例

必要な場面で効果的に漫画マニュアルを活用するために、ここでいくつか漫画マニュアルの活用事例をご紹介いたします。
漫画でのマニュアル作成を考えている方は参考にしてみてください。

研修内容を漫画化

研修用に作成するマニュアルで漫画を活用する事で、研修の流れや内容をスムーズに伝える事ができます。また、印象に残る漫画でポイントを押さえる事によって研修内容が頭に入ってきやすく記憶にも残りやすくなります。
登場人物には研修を受ける人物と、研修内容を教える人物を設定し、会話形式でストーリーを進めていく事で、リアルに研修を受けているような気分を味わう事ができます。

社内ルールを漫画化

意外と見落としがちな社内ルール。
社内規則など、「目を通しておいて」と渡されてもきちんと読み込まずに、後々「聞いてなかった!」「知らなかった!」というトラブルに発展してしまうケースもあります。
そんなトラブルを回避するためにも、漫画で社内ルールを掌握してもらえば、疑似体験のようにリアルに実感できるので浸透しやすくなります。

業務マニュアルの漫画化

業務マニュアルを漫画にする事で、「メリット5」の図説や図解が必要なマニュアルの分かりやすさや見やすさの向上が期待できます。
何かと図を用いて説明する事が多い業務マニュアルは、漫画で説明した方が動作や機器の扱い方などを分かりやすく表現する事ができます。

操作マニュアルを漫画化

業務マニュアルと同様に、機械などの操作マニュアルも図説・図解が必要となりますので漫画化する事によってより分かりやすく伝える事ができるようになります。
特に基幹システムなどの操作マニュアルは、「どうせ読んでもピンと来ないし」という理由でユーザーに目を通してもらいにくいため、漫画にする事により興味を引き、一度は必ず読んでもらえるようになるという効果も期待できます。

新人研修を漫画化

会社の新入社員研修や、アルバイトの新人研修など、右も左も分からない新人たちに「はじめの一歩」から教えるマニュアルは、漫画を用いたものがおすすめです。
ゼロから学ぶ事は当人にとってとても負担が大きい事で、まだ何もイメージできない世界に踏み込むにあたり、分からない事づくしです。そんな状態の新人たちには、分かりやすく、読みやすく、そして面白く興味を引くような漫画を用いる事で、業務内容や社内ルール、企業理念などをスムーズに理解する事を助けてくれます。

まとめ:漫画マニュアルは必要な場面で効果的に活用するのが吉

漫画でマニュアルを作成するメリットやデメリット、活用事例を紹介しました。
漫画マニュアルは「分かりやすく、読みやすく、面白く、記憶に残りやすい」などのメリットがある反面、「コストがかかる、細かい内容を伝えにくい、ストーリー考案が難しい」などのデメリットがあります。

マニュアル作成費用は内容などにより異なります。お気軽にお問い合わせください。