こんなマニュアル制作会社はやめるべき

こんなマニュアル制作会社はやめるべき

マニュアル作りを制作会社に頼むとしたら、どんな会社に頼めばいいでしょうか。
せっかく時間とお金をかけてマニュアル作りを依頼するのなら、制作会社は慎重に選びたいところですが、いざとなるとどの制作会社に頼めばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、迷ったらやめた方がいい制作会社を見分けるポイントをいくつか挙げたいと思います。

人の話を聞かない

打ち合わせの時に、こちらの話を聞いてくれないような制作会社はやめましょう。
制作会社にマニュアル作りを依頼すると、営業担当者や制作担当者と何度も打ち合わせをすることになりますが、話がかみ合わない場合もやめた方がいいかもしれません。
特に、依頼側が抱えている課題の本質やバックグラウンドを丁寧に聞いてくれない会社、面談開始早々から自社の商品やサービスの説明に終始するような制作会社は要注意です。
最終的にこちらの希望するマニュアルを作ってくれないおそれがあります。

見積もりが明瞭でない

「マニュアル制作一式100万円」のような見積もりを出す制作会社は要注意です。
必ず明細を出してもらい、金額が適正かどうか根拠を確認しましょう。
マニュアルを作り始めてから内容の追加や変更が生じることもあるので、その際に金額がどう変わるのかも把握することができます。

制作例を出さない

信じられないような話ですが、「マニュアル制作を請け負います」と言っておきながら、実際はマニュアルを作ったことがない会社もあります。
とにかく制作例を出してもらい、経験と能力を見極めましょう。

自社でマニュアル制作作業をしていない

上のパターンに似ていますが、自社ではマニュアル制作は直接やらずに、パートナー要員に仕事を割り振ってこなしているだけのいわゆる「受託受付専門会社」も実在します。
このような制作会社では依頼側の要望が伝わりにくいばかりでなく、複数人の担当で仕事を進める場合にはコンテンツの一貫性を維持するのが難しくなります。
完成後の維持管理に関するアドバイスも、あまり期待できません。
自社要員についても、ぜひ確認するようにしましょう。

最初は安くみせかけてオプションで高くなる

安いと思って頼んだら、希望通りのものを作るには高いオプションが必要だった…ということもあります。
依頼した後にトラブルを避けるためにも、見積もりには何がどこまで含まれているのかよく確認することが大切です。

何でも「大丈夫」「できます」と言う

本当に大丈夫な場合とそうでない場合があります。
制作会社にも得意な分野と不得意な分野がありますし、納期や人手の問題でお断りすることもあります。
できないことはできないと断る制作会社は信頼していいと思います。
もし制作会社の話に不安を覚えたら、納得がいくまで説明してもらいましょう。

受け身すぎる

人の話を聞いてくれないのも困りますが、話を一方的に聞くだけで質問や提案がないのも要注意です。
お客様の話を聞いたうえで、業務改善やデザインの提案をするのも制作会社の役割のひとつですが、その能力が不足している可能性があります。
言ったとおりに作ってはくれたもののあまり良いものができなかった…という結果になってしまってはもったいないですよね。

すべてのレスポンスが遅い

依頼側の問い合わせや依頼に対して、スピード感のある対応ができない場合にも注意が必要です。
対応できる要員が少なすぎる、経験が不足している、仕事のマネジメントが適切に行われていないといった会社の典型です。
このような制作会社も避けたいところです。

後悔しないために

やめた方がいい制作会社を見分けるポイントをいくつか挙げてみました。
これに一つでも当てはまったらダメとは限りませんが、少しでも気になる点があったら納得がいくまで確認することをお勧めします。
せっかくマニュアル制作を依頼したのに、制作会社によっては期限までに仕上がらなかった、希望と違う形になってしまった、業務の見直しができなかった、追加料金を払って作り直すことになってしまった…などと後悔する羽目になってしまうかもしれません。

また、マニュアル制作を依頼する際は、どのようなマニュアルを作りたいのかをあらかじめイメージしておきましょう。
利用者は誰か、どのように使いたいのか、マニュアルを作るのに合わせて業務も見直したいのか、自分でメンテナンスしたいのか、などを具体的にリストアップしておくといいと思います。
そして、できれば複数の制作会社に同じ条件で見積もりを依頼することをお勧めします。制作会社ごとの違いがよく分かります。
よく吟味して信頼できる制作会社を選びましょう。

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