マニュアルをWEB上で見るメリットは?どんなソフトを使えばいいの?

マニュアルをWEB上で見るメリットは?どんなソフトを使えばいいの?

必ずしも紙である必要がなくなったマニュアル

旅行に行くときの新幹線や飛行機、ホテルの予約などは全てスマートフォンやパソコンでおこない、窓口へ行く必要がなくなりました。
電子書籍が広まり、タブレットやスマートフォンで書籍を読む事ができるようになりました。
このようにインターネット社会となった昨今、マニュアルも紙からWEBに移行しつつあります。

半永久的に残る紙媒体でマニュアルを残す必要が無くなったのです。
2012年に発行された、国際規格IEC82079-1において「使用説明のウェブでのみの配信も可」とされた事により、WEBでのマニュアル配信ができるようになりました。

これにより、WEBの良いところを活かしたWEBマニュアルが次々に作られています。


マニュアルをWEB上で見るメリット

それでは、WEBマニュアルのメリットをご紹介しましょう。


1.スマートフォンやタブレットでも閲覧できるため、いつでもどこでも確認ができる

近年、レスポンシブと呼ばれる「ひとつのWEBサイトをパソコンでもスマートフォンでも見やすい状態で見る事ができる」システムにより、スマートフォンでもパソコンのWEBサイトがストレス無く閲覧できるようになりました。
これによりWEBマニュアルも、いつも持ち運べるスマートフォンで確認できるようになったのです。

重い紙マニュアルを持ち運ぶ必要もなく、外出中に急にマニュアルを確認する必要が生じた時でも、すぐにスマートフォンで確認する事ができます。


2.動画を埋め込んで、より分かりやすい説明ができるように

WEBマニュアルのメリットの2つめは、動画を埋め込む事ができる事です。
これは、紙マニュアルと動画マニュアルの良いところを取った形となります。

文字ベースで説明した方が良い内容については、文字で確認できるようにし、動画の方が分かりやすく解説できるものに関しては動画を作成してマニュアルの中に埋め込む事で、時系列や順番を崩す事なく、文字と動画の2方向からアプローチできるのです。


3.更新がすぐにできるため、常に最新情報を配信し続けられる

紙マニュアルも動画マニュアルも、一度完成したものに手を加えたり修正したりする事は容易ではありません。一旦白紙に戻してゼロから作り直す必要があることすらあります。
その点、WEBマニュアルは、自由に編集・更新ができるため、常に最新の情報を配信する事ができます。

変化する時代に最適な面を持っていると言えます。
また、WEBマニュアルの画面上にポップアップなどで内容変更や更新の通知を表示させる事で、ユーザーの注意を促す事もできます。


WEBマニュアルを作成するならワードプレスがおすすめ

WEBマニュアルを作成するのにおすすめのソフトはワードプレスです。
ワードプレスのような、作成者が自由に編集する事ができるWEBシステムの事をCMS(Contents Management System)と言います。

本来WEBサイトなどを作成する際には、専門的なサイト構築知識と技術が必要とされます。コーディングと呼ばれる作業が必須で、0と1の組み合わせでサイトを構築していくのですが、素人には到底できない事です。

その問題を解決してくれるシステムがCMSで、コーディングの知識が無くとも、テキストを打ち込んだり画像を挿入したりする事で簡単にWEBサイトを作る事ができます。

最もポピュラーなCMSのひとつがワードプレスで、多くの人が利用しています。


専門家と共に作り上げるWEBマニュアル

ワードプレスのようなCMSを用いて、自力でWEBマニュアルを作る事は可能です。
しかし、ワードプレスの使い方も奥が深く「プラグイン」と呼ばれる様々な「機能」を自分で選定し追加し、使いこなさなければなりません。

こういった使い方の知識を有する専門家にアドバイスをもらいながらWEBマニュアル作りを進めていく事をおすすめします。

また、いくら自分で作業ができるようになったといっても、ただ文字を並べたり画像や動画を埋め込んだりしただけでは、それは「良いマニュアル」だという事にはなりません。

紙マニュアルも、動画マニュアルも、全てのマニュアルに於いて共通して言える事ですが、マニュアルそのものの構造の分かりやすさや、文字配置の見やすさ、内容の的確さなどが「良いマニュアル」の決め手となります。
これはWEBマニュアルにおいても全く同じことです。

ただでさえ、慣れないWEBサイト作りで、全て我流でマニュアルを作成しようとしても、文字の大きさや色味などのコントロールができなかったり、上手くスマートフォンに対応できなかったり、あらゆる問題が発生する可能があります。
こういった問題を回避し、スムーズにWEBマニュアルを構築しながら、ある程度完成度の高いものを専門家に作ってもらってから、その後の更新やメンテナンスを自分でおこなうのが最もかしこい方法と言えるでしょう。

タグ: #WEB#ウェブ
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